【7日目・8日目】最終話
目次
昨日の悪夢…
今日は、スタイリストの彼は寝込んでしまい…社長と二人で散歩に出かけた。
この何日間の出来事…そしてこれからのこと…
ゆっくりと二人で歩く…
気持ちが安らぐ…
ロサンゼルスの町並み…
花、樹木、芝生…
自然の中に…洋館が建ち並ぶ…
夜、久しぶりに、テーブルクロスがかかったレストランでお食事をした。白ワインを飲みながら…ゆったりとした食事を楽しめた。久しぶりに眠れる…
次の日…最後の日
ビバリーヒルズの町並みを通り過ぎローズガーデンに向かう。
昔のお城を開放し、お茶とお菓子を楽しむ。1時間以上、迷い…閉館1時間半前…。
淨められているこの場所に彼には近寄れない何かがあるようだった。
堕ちていく…彼を引き上げても、私の手を振り切って…助ける事が出来なかった。後ろに絡み付いている白髪混じりのブロンドの老婆…爪はのびきって、ぎすぎすとした蒼白い手…
私の顔を見て威嚇してくる…
その晩、私はお風呂場に閉じ込められる…
朝はテラスの鍵は潰れ、エレベーターは止まり…バタバタの状況で空港に向かう。
さよならアメリカ…
たくさんの修業をし、私はまた、歩き出す。
-終わり-

